Vol.746 患者向けアプリの実例とメリット

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クリニック奮闘記

2024.09.17

クリニック奮闘記

Vol.746 患者向けアプリの実例とメリット

患者向けアプリは、近年、医療機関で導入が進んでいる便利なツールです。診療予約や健康情報の管理など、様々な機能が搭載されており、患者さんの利便性向上に大きく貢献しています。

患者向けアプリの実例

1. 予約システムとの連携

  • 機能: 診療予約の受付、変更、キャンセル、順番待ち状況の確認
  • メリット: 患者さんは、いつでもどこでもスマートフォンから予約手続きができ、クリニックへの電話が減り、スタッフの負担軽減に繋がります。
  • 例: 受診したい日時を選択し、予約完了。順番が近づくとアプリに通知が届き、院内での待ち時間を短縮できる。

2. 健康情報の管理

  • 機能: 過去の診療履歴、処方された薬の記録、健康データの記録
  • メリット: 患者さんは、自身の健康状態を把握しやすく、慢性疾患を持つ患者さんにとっては、自己管理に役立ちます。
  • 例: 血圧や血糖値などのデータを記録し、グラフ化することで、健康状態の変化を視覚的に確認できる。

3. 遠隔診療

  • 機能: チャットやビデオ通話による医師との相談
  • メリット: 軽症の患者さんや、通院が困難な患者さんは、自宅から医師に相談できます。
  • 例: 風邪の症状が出た際に、アプリで医師に相談し、必要な処方箋を発行してもらう。

4. 健康に関する情報提供

  • 機能: 健康に関する記事や動画の配信、疾患に関する情報提供
  • メリット: 患者さんは、アプリを通じて、健康に関する知識を深めることができます。
  • 例: 高血圧に関する記事を読んだり、栄養に関する動画を見たりできる。

患者向けアプリ導入のメリット

  • 患者満足度の向上: 患者さんの利便性向上に繋がり、満足度が向上します。
  • 来院率の向上: 予約が簡単にできるようになるため、来院率が向上する可能性があります。
  • 医療機関の業務効率化: 予約管理や問診などが効率化され、スタッフの負担が軽減されます。
  • 医療費の削減: 再診率の向上や、不要な来院の減少に繋がり、医療費の削減に貢献する可能性があります。

導入時の注意点

  • セキュリティ: 患者さんの個人情報を取り扱うため、高いセキュリティ対策が求められます。
  • 操作性: 年齢層を問わず、誰でも簡単に操作できるシンプルなデザインであることが重要です。
  • 費用: アプリの開発や導入には、費用がかかります。
  • 患者への周知: アプリの存在を患者に周知徹底する必要があります。

まとめ

患者向けアプリは、医療機関と患者さんの双方にとってメリットのあるツールです。しかし、導入にあたっては、セキュリティや操作性など、様々な点に注意する必要があります。

導入を検討する際には、以下の点を考慮しましょう。

  • 自院の診療科や患者層に合った機能を選ぶ
  • セキュリティ対策を徹底する
  • 患者への周知方法を検討する
  • 導入後の運用体制を整備する

患者向けアプリの導入は、クリニックのデジタル化を進める上で重要な一歩となります。

(補足)

  • 患者向けアプリは、クリニックの規模や診療科によって導入する機能が異なります。
  • アプリの開発は、専門業者に依頼するのが一般的です。
  • 導入後も、定期的に見直しを行い、改善していくことが重要です。