Vol.923 クリニックのブランディングの考え方 ~マーケティングとの対比を通じて~

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クリニック奮闘記

2025.06.16

クリニック奮闘記

Vol.923 クリニックのブランディングの考え方 ~マーケティングとの対比を通じて~

■ブランディングとマーケティングの違いとは マーケティングとは、商品やサービスが売れる仕組みを作る活動全般を指します。つまり、集患や患者のニーズに対応する施策全般です。一方、ブランディングとは、患者さんに対して「そのクリニックらしさ」を印象づけ、信頼や共感を生むための"価値の設計"です。

例えるなら、マーケティングは『仕掛け』、ブランディングは『信頼の積み重ね』です。Web広告やSNSでの発信はマーケティングの一環ですが、それを通じて「この先生に診てもらいたい」と思わせる感情の部分が、まさにブランディングの成果です。

■クリニックのブランディングに必要な視点

  1. ミッション・ビジョンの明確化:どんな患者さんを助けたいのか、地域にどんな価値を提供したいのかを明文化することで、スタッフや患者と共有できます。

  2. 患者体験の設計:受付対応、待合室の雰囲気、診察の流れなど、すべての接点がブランドイメージに直結します。

  3. 一貫性のある情報発信:ホームページ、SNS、看板などすべてのメディアで統一されたトーンとデザインが重要です。

  4. スタッフの教育と巻き込み:ブランドは「人」から生まれます。受付や看護師、事務スタッフの対応こそが、信頼の源となります。

■当社が支援できること メディカルタクトでは、以下のようなブランディング支援を行っています。

  • 医療マーケティング戦略の策定

  • クリニックホームページのSEO対策とリニューアル

  • 地域医療に根差したブランディング設計

  • レセプト請求代行を通じた業務効率化と経営改善

これらの施策を通じて、単なる「集患」ではなく、「選ばれ続けるクリニック」づくりをお手伝いしています。

■まとめ クリニックのブランディングは、単なる見た目のデザインではなく、患者との関係性の中に構築される信頼のプロセスです。マーケティングとブランディングの違いを理解し、両輪として活用することで、持続的で安定したクリニック経営が可能になります。