レセプト実践講座OnLine(医療一般コース⑲)勉強会資料

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レセプト実践講座OnLine(医療一般コース⑲)勉強会資料

医療一般20250930.pdf

1. 前回の勉強会のおさらい

  • 他院退院後1か月以内に受診した場合 → 算定可能(ただしカルテ記載必須、同一月に他院で算定ありの場合は医学的理由が求められる)。
  • 既に別疾患で通院中でも、対象疾患を主病として新たに治療を始めた場合は算定可能。
  • 難病外来指導管理料と特定疾患療養管理料は併算定不可だが、処方管理加算は可能。
  • 難病患者の公費請求は管理料算定の有無にかかわらず可能(関連部分を分けて請求)。

2. 生活習慣病管理料の概要

  • 対象疾患:脂質異常症、高血圧症、糖尿病(入院患者を除く)。
  • 算定対象施設:200床未満の病院・診療所。
  • 点数
    • (Ⅰ)脂質異常症610点/高血圧症660点/糖尿病760点
    • (Ⅱ)一律333点
  • 月1回算定可能。

3. 施設基準

  • 多職種連携による総合的治療管理が望ましい。
  • 長期処方・リフィル処方の対応を掲示。
  • 厚生局への届出は原則不要(データ提出加算・ICT診療は届出必要)。

4. 算定要件(Ⅰ・Ⅱ共通)

  • 初診料算定月は不可。
  • 糖尿病患者では眼科・歯科受診の指導必須。
  • カルテに検査値や指導内容を記載。
  • 療養計画書を説明・交付し、患者同意(初回署名必須)。概ね4か月に1回交付。
  • 計画書写しを診療録に添付。

5. 包括項目

  • (Ⅰ)は外来管理加算、管理料、検査、注射、病理診断などを包括。
  • (Ⅱ)はさらに外来栄養指導料や就労両立支援指導料なども包括。

6. 留意事項

  • (Ⅰ)算定開始から6か月以内は(Ⅱ)算定不可。
  • 診療計画・検査値のカルテ記録が返戻・指導対策に重要。

7. 加算

  • 血糖自己測定指導加算:500点(年1回)。
  • 外来データ提出加算:50点。
  • 情報通信機器を用いた診療は(Ⅱ)で290点(333点に代えて)。

まとめ

  • 主病が脂質異常症・高血圧症・糖尿病であることを確認。
  • 算定は初診翌月から月1回。
  • (Ⅰ)→(Ⅱ)の切り替えには6か月の制限あり。
  • 療養計画書の説明・同意・カルテ記載が審査対策の鍵。