Vol.54 食事会に参加しないスタッフ

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2018.01.19

Vol.54 食事会に参加しないスタッフ

職場の飲み会は必要なのか?という記事を目にすることがありますが、最近では「飲みにケーション」の

必要性は感じられていない様です。

飲み会や食事会は、それ自体が「面倒くさい」ものとして認識されています。気を遣うのが嫌、という理

由以外に、そもそも職場の人間関係を仕事以外の時間に持ち越したくないと考えている人もいます。

クリニックでは、半期に一度(年二回)の食事会を行うところが多いようですが、ここでも意図して参加

しないスタッフがいます。

スタッフの人間関係を探りながら、参加しないスタッフの心の内に迫ってみたいと思います。

 

A院長 「来月は恒例になっている、上半期の食事会をしたいと思います。会場と時間はここにあるから、

                  回覧しておいてください。」

スタッフA「先生、その日は習い事があるので参加できません」

スタッフB「先生、私もその時間は子供の塾のお迎えがあるので参加できません」

 

こんな感じで、数名のスタッフが不参加を表明してきました。

院長にしてみれば、日頃のスタッフの頑張りを慰労する意味もあり、いいお店をチョイスしたのですが、

響かなかった様です。

食事会の美味しい料理に、スタッフはすっかり満足し、日頃の嫌事も忘れんばかりでしたが・・・・、

お酒も入り暫くすると、欠席者の悪口を言い始めました。

最初は参加しなかったことを詰るだけでしたが、やがて内容は辛らつになっていきます。

あとで分かったのですが、クリニック内に2つの勢力があり、お互いが反目し合っている様です。

まさに参加者と不参加のスタッフが、それぞれの構成員だったのです。

 

(まとめ)

スタッフが多くなると、いくつかのグループができてしまうのは仕方がありません。

しかし、職場の雰囲気を場外にまで引きずり、食事会にも不参加というのは頂けません。

業務ではありませんので、強制ができない弱みがありますが、対立が露呈したのであれば、院長として

は改善策を講じる必要があります。

関係の悪さは仕事におけるコミュニケーションの悪さにつながるからです。

半期に一度の食事会が無理なら、簡単な昼食会から始めてみて下さい。

勉強会という名目で「業務扱い」になりますが、ギャップを埋めていく努力はしていきましょう。

私の知る職場でも同様のことがありましたが、そこでは飲み会(食事会)のみならず、社員旅行も仕事だ

という位置付けで参加を促していました。

メディカルタクト 代表コンサルタント  柳  尚信

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世の中に成功体験は数多くありますが、苦労話や失敗談を見聞きすることはあまりありません。クリニックの中で実際に起こった、先生方がこれから経験するかもしれないトラブル事例をエッセイ風に読みやすくまとめてみました。
成功ノウハウを真似るのは難しいですが、失敗のリスクを予見し、軽減することでクリニック経営を安定させることができます。本稿では思いがけないトラブルが連発しますが、「他山の石」として実際の経営に活かしてください。

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