Vol.67 泥棒に入られた!こんな時どうする?

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2018.02.07

Vol.67 泥棒に入られた!こんな時どうする?

私の知る限り、クリニックで年に数件の空き巣被害に会われています。

被害としては窓を割られる程度の被害で済んでいますが、医療機器の破壊や放火されるリスクもありま

す。セキュリティに入っているから大丈夫でしょうか?

まさかの時の備えを、この機会に確認してみましょう。

 

先日、Aクリニックに空き巣が入りました。

被害としては受付レジの中味(現金10万円)と、事務作業用のパソコン1台です。

警察との実況見分も終わり、落ち着いたところで原状復旧作業に入りました。

 

A院長「後で保険会社に提出しなければいけないから、割られた窓ガラスと、侵入経路周辺の写真を撮影し

              ておこう」

事務員「院長、昨日の売上金額を証明する日計表と、釣銭用の10万円の金種表のコピーです。10万円の盗

               難の証拠になるか分かりませんが、資料にして下さい。」

A院長「有難う。後で、警察と保険会社に提出しておくよ。」

 

A院長は、上記の書類の他に、パソコンを購入した際の領収書を添えて警察に提出しました。

その後同じ書類のコピーと、被害届のコピーを保険会社へも提出し、一応の事故対応は終わりました。

割られた窓は、すぐに工務店で修理し、修理費用も保険会社へ請求しています。

 

(まとめ)

セキュリティシステムが入っているから安心という訳ではありません。

最近の"泥棒"は、セキュリティが現場に到着する前に撤収してしまいます。

一般的に警備会社は、システムが作動してから25分以内に到着しなければならないとされています。

これは営業所から現着するまでの最大時間ですが、近くに巡回中の車があれば、概ね15分程度で現着しま

す。"泥棒は"この15分になる前に撤収してしますのです。

従って、「仕事」の綺麗さよりもスピード重視ということになるため、重機で突っ込んだりもする訳で

す。そんなレアケースはさておき、クリニックの自衛策としては次の様なことを考えておきましょう。

 ・火災保険への加入(現金盗難に対して、一定額の補償があります)

・セキュリティシステムはVTRも検討してみる。

     屋内のカメラは「本物」である必要がありますが、屋外はダミーでもいいでしょう。

・受付レジスターには、お金は置かない。

    レジの引き出しは開けっ放しにし、何も入っていないことがわかる様にしておく。

・最後の施錠は院長が必ず行う。女性スタッフが一人で退出することのない様にする。

     スタッフが一人で残業することは禁止する。

・女性医師の場合もできるだけ残業せず、夜間の退出はスタッフと一緒に行う。

 

メディカルタクト 代表コンサルタント  柳  尚信

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世の中に成功体験は数多くありますが、苦労話や失敗談を見聞きすることはあまりありません。クリニックの中で実際に起こった、先生方がこれから経験するかもしれないトラブル事例をエッセイ風に読みやすくまとめてみました。
成功ノウハウを真似るのは難しいですが、失敗のリスクを予見し、軽減することでクリニック経営を安定させることができます。本稿では思いがけないトラブルが連発しますが、「他山の石」として実際の経営に活かしてください。

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