Vol.682 スタッフの統率

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2022.01.18

Vol.682 スタッフの統率

クリニックもスタッフが増え、組織が大きくなってくると内部規定(就業規則や賃金規定)を整備する必要が出てきます。少人数であれば院長先生の匙加減で如何様にもできてきましたが、目が届かなくなるとそういう訳にはいかなくなります。

 スタッフ数が10人を超えますと、就業規則を作成し労働基準監督署にも届出しなければなりません。(10人未満であっても就業規則は作成した方がよいでしょう)

実務的には、最低限の法的要求事項を規定するだけでよいのですが、弊社ではスタッフに対する服務規程を細かく明記したものを作成しています。

仕事に対する心構え、先生方との約束の仕方、業務報告のタイミングと報告方法など50条程度の規定があります。中には当たり前の内容もあるのですが、これは多様化したスタッフの考え方を会社としての基準に合わせるために、敢えて明記しているのです。

クリニックや病院の待合室に、『診療理念』『クレド』が掲示されているのを目にすることがあります。理念は事業所の憲法みたいなもので、"かえるべき場所"なのですが、抽象的な表現であることが多いため、運用にあたってはスタッフに解釈を付け加えてあげた方がいいでしょう。ケーススタディとして、個々の状況に応じて、『どうの様に考え』『どの様に行動するのか』をスタッフに理解してもらう必要があります。10人がバラバラの考えで行動してしまうと、規律が保てないばかりでなく、自己に繋がる可能性もあるからです。

朝礼時に診療理念(クレド)を唱和しているクリニックも多いと思いますが、試しに、スタッフに問い掛けてみて下さい。もしかすると先生の思いと、"食い違い"があるかもしれません。

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本当は知りたい失敗談!!

世の中に成功体験は数多くありますが、苦労話や失敗談を見聞きすることはあまりありません。クリニックの中で実際に起こった、先生方がこれから経験するかもしれないトラブル事例をエッセイ風に読みやすくまとめてみました。
成功ノウハウを真似るのは難しいですが、失敗のリスクを予見し、軽減することでクリニック経営を安定させることができます。本稿では思いがけないトラブルが連発しますが、「他山の石」として実際の経営に活かしてください。

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