Vol.683 診療科目別の診療単価表(内科バージョン①)

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2022.01.25

Vol.683 診療科目別の診療単価表(内科バージョン①)

経営計画(事業計画)のシミュレーションを作成する場合、一般的には平均的な【診療単価】を使用します。クリニックに来院される患者は、内科であっても様々な属性をもっています。厚生労働省の発表している平均単価でザックリしたシミュレーションを行っても、結果はザックリでしかありません。実務の中で使える様に、先生方がよりイメージできる計画書にするために、疾病別に分類する方がよいのではないかと考えています。数回に分けてご案内しますが、クリニックの先生方だけでなく税理士や同業の医療コンサルタントにも活用していただくことを期待しています。

 

①    一般内科(高血圧・高脂血症)

初診282点 投薬料134点(処方箋料68点、特定疾患処方管理加算2 66点) 

検査料649点(スクリーニング検査:尿一般、血算、HbA1c、生化学検査、CRP)

検査料530点(超音波検査:胸腹部)

検査料150点(心電図検査)

【合計】1745点

 

②    循環器内科

初診282点 投薬料134点

検査料649点(スクリーニング検査:尿一般、血算、HbA1c、生化学検査、CRP)

検査料880点(超音波検査:UCG)

検査料150点(心電図検査)

【合計】2095点

 

※再診時(①②共通)月1回受診の場合

再診料73点 外来管理加算52点 医学管理料225点(特定疾患療養管理料)

投薬料134点(処方箋料68点、特定疾患処方管理加算2 66点)

【合計】480点

 

(まとめ)

初診患者(新規患者)の来院人数と、再診のための来院回数を想定して事業計画作成の際のエビデンスとすることで平均単価を用いたシミュレーションよりも"腑に落ちる"内容になるのではないでしょうか。

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本当は知りたい失敗談!!

世の中に成功体験は数多くありますが、苦労話や失敗談を見聞きすることはあまりありません。クリニックの中で実際に起こった、先生方がこれから経験するかもしれないトラブル事例をエッセイ風に読みやすくまとめてみました。
成功ノウハウを真似るのは難しいですが、失敗のリスクを予見し、軽減することでクリニック経営を安定させることができます。本稿では思いがけないトラブルが連発しますが、「他山の石」として実際の経営に活かしてください。

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