Vol.690 レセプトの査定内容を改善につなげる

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2023.05.22

Vol.690 レセプトの査定内容を改善につなげる

診療報酬の請求(レセプト請求)が終わったからといって、業務が完了したわけではありません。後になって、内容についての審議が『診療報酬の増減点表』の形で帰ってきます。

 

先生方の診察上、査定をされても止む無しと考えている項目については良いのですが、中には納得のできない項目もあることでしょう。

そういう内容については、積極的に異議申し立ては行うようにして下さい。異議申し立てがない場合は、審査側も問答無用で切り捨ててくるようになりますので、諦めずに粘り強く申し立てるようにしましょう。

 

さて、弊社ではレセプト請求代行を行っており、日本全国の医療機関、特にクリニックのレセプトデータを処理しています。その中で医療機関において査定されているポイントを2、3ご紹介しておきたいと思います。

 

①    薬局との縦覧点検による処方薬、調剤数量に関する減点

②    特定疾患処方管理加算(1)と(2)の算定ミス

③    被保険者証の記載内容の転記ミス

④    算定要件に合致しないことによる減点

・地域包括診療料または地域包括診療加算の対象患者に該当しない

⑤    検査内容についての減点

・心電図(回数や他の算定項目に包括されているため減点)

・エコー(回数や他の検査との重複による減点)

 

査定された項目については、対応方法については個別に検討するようにしましょう。

診療スタイルやレセプトの請求ルールの変更などで対応できる部分もあるかと思います。

大事なことは、放置せずに改善できる部分があれば対応していくようにするということです。

 

 

 

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本当は知りたい失敗談!!

世の中に成功体験は数多くありますが、苦労話や失敗談を見聞きすることはあまりありません。クリニックの中で実際に起こった、先生方がこれから経験するかもしれないトラブル事例をエッセイ風に読みやすくまとめてみました。
成功ノウハウを真似るのは難しいですが、失敗のリスクを予見し、軽減することでクリニック経営を安定させることができます。本稿では思いがけないトラブルが連発しますが、「他山の石」として実際の経営に活かしてください。

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