Vol.804 レセプト情報アップデートのための院内研修の在り方

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クリニック奮闘記

2024.12.12

クリニック奮闘記

Vol.804 レセプト情報アップデートのための院内研修の在り方

レセプト情報のアップデートのための院内研修、素晴らしい取り組みですね。レセプト業務は医療機関にとって非常に重要であり、常に最新の知識を保持しておくことが求められます。

1. 研修内容の決定

  • レセプトルールの変更点: 最近のレセプトルール変更点、特に注意すべき点などを中心に解説します。
  • 新しい点数体系: 新しい点数体系の導入による影響、算定方法の変化などを説明します。
  • 医療行為のコード: 新しい医療行為コードの追加や変更点、適切なコードの選択方法などを解説します。
  • システムのアップデート: 診療報酬請求ソフトのアップデート内容、新機能の紹介、操作方法の変更点などを説明します。

2. 研修形式の選択

  • 講義形式: レセプトに関する専門家や社内の専門スタッフが、スライドや資料を用いて講義を行います。
  • グループワーク: 小グループに分かれて、ケーススタディやロールプレイングを行い、実務に即した学びを深めます。
  • eラーニング: オンラインで学習できるコンテンツを提供し、各自のペースで学習できるようにします。
  • OJT (On the Job Training): 経験豊富なスタッフが、新人やスキルアップを必要とするスタッフに対して、直接指導を行います。

3. 研修対象者の選定

  • 全医療事務職員: レセプト業務に関わる全ての職員を対象とします。
  • 新人職員: レセプト業務を初めて行う新人職員に対しては、基礎的な知識から丁寧に指導します。
  • 経験者: 経験者に対しては、最新のルール変更点や複雑なケースについての深堀りをします。

4. 研修計画の作成

  • 研修日時: 業務に支障が出ないよう、参加しやすい日時を設定します。
  • 研修場所: 広くて静かな場所を確保します。
  • 研修資料: わかりやすい資料を作成し、事前に配布するか、研修中に配布します。
  • 評価方法: 研修後の理解度を測るための小テストやアンケートを実施します。

5. 講師の選定

  • 社内講師: レセプト業務に精通している社内のスタッフが講師を務めます。
  • 外部講師: レセプト専門のコンサルタントや、保険者から講師を招きます。
  • 混合形式: 社内講師と外部講師が協力して研修を行います。

6. 研修後のフォローアップ

  • Q&Aセッション: 研修後に質疑応答の時間を取り、疑問点を解消します。
  • 個別指導: 必要に応じて、個別指導を行います。
  • 定期的な確認: 定期的にレセプト業務の状況を確認し、研修の効果を検証します。

7. その他

  • ロールプレイング: 実際のレセプト作成のシミュレーションを行い、実務に活かせるスキルを習得させます。
  • グループディスカッション: レセプト業務に関する課題や改善点について、グループで意見交換を行い、新たな視点を得ます。
  • eラーニングの活用: オンライン学習システムを活用することで、時間や場所に縛られずに学習することができます。

研修を成功させるためのポイント

  • 参加者のニーズを把握する: 事前にアンケートを実施し、参加者のレベルや興味関心に合わせた内容にする。
  • 分かりやすい資料を作成する: 図や表を多用し、視覚的に分かりやすい資料を作成する。
  • インタラクティブな研修にする: 一方向的な講義ではなく、参加者が積極的に参加できるような研修にする。
  • 定期的な復習を促す: 研修内容を定着させるために、定期的な復習を促す。

レセプト業務は常に変化するため、継続的な学習が不可欠です。今回の研修をきっかけに、職員全員がレセプト業務に自信を持って取り組めるような環境作りを目指しましょう。