2025.03.03
クリニック奮闘記
Vol.852 アウトソーシングで注意すべきこと
弊社ではレセプト請求をアウトソーシング事業として全国の医療機関(クリニック、病院)にサービス提供しております。
先生方のサポートしている立場ではありますが、アウトソーシングに関して、医療機関側の注意点にも触れてみたいと思います。
レセプト業務の外注を検討する一般的には理由は次の通りです。
①スタッフの業務の効率化
②スタッフの残業時間の削減
③レセプト担当者の退職により、業務が停滞してしまうため
④スタッフのレセプトに対する知識が実務レベルに達していないため
もちろん、このような全てのニーズに対してのソリューションはご提供できるのですが、外注することに対するクリニック側のリスクがあることも理解していただきたいのです。
つまり、レセプトに関する全ての業務を頼り切るのではなく、院内のスタッフにも、"それなりの能力を身につけることが重要であるということなのです。それは想定されるリスクに備えることです。
1)業務の外注先がサービス提供を中止するリスク
2)外注先の業務レベルを理解するリスク
3)スタッフの成長を阻害するリスク
上記のことを踏まえて、外注することと並行してスタッフ教育をすることをお薦めします。
弊社では、レセプト点検を行うことを最終目的とは考えておらず、スタッフ教育のための教育ツールと考えています。
レセプト業務は医療機関における重要な業務の一つです。院内で処理し終える体制が望ましいと考えています。