2025.03.17
クリニック奮闘記
Vol.861 レセプトの精度を上げるために何をすべきか
クリニックのレセプトの精度に不安があり、弊社にレセプト精度調査のご依頼をいただくことがあります。
例えば、消化器内科のクリニックにおいて、レセプト担当者に消化器内科の経験がないというような場合が考えられます。
外来の一般的な内容であれば問題ないのですが、胃カメラ、大腸カメラの算定経験はある意味で特殊な領域です。処方内容についての知識だけでなく、検査や処置項目についても専門性が問われます。大腸カメラの際にポリペクを行う場合であれば短期滞在手術基本料1の算定の可能性もあります。(レセプトチェックリスト『短期滞在手術基本料1』参照)
これらは一例ですが、レセプト経験者といえども経験のない診療科目のレセプト点検は不安極まりないでしょう。そうした場合にはレセプト精度調査により、一度、外部の視点から貴院のレセプトを精査することをお薦めします。完璧にできていることがわかれば、それは一安心ということになりますが、そうでない場合は、早めに軌道修正をしておく必要があります。数年たってから、数百万円のロスに気が付いたというようなことも少なくはないのです。
医療事務を行うスタッフのレセプト能力が、クリニックのレセプトの能力の限界点になっています。ベテランスタッフによる業務であれば門ぢあないでしょうが、そうでないこともありますし、もしかすると長年の思い違いで処理してきていることも考えられます。
新たにスタッフを採用した場合や、医療行為とレセプトの内容に不安がある場合は、是非ともご利用ください。