Vol.870 『紫の牛を売れ!』

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クリニック奮闘記

2025.03.31

クリニック奮闘記

Vol.870 『紫の牛を売れ!』

本日は閑話休題で、大きな視点で経営と向き合ってみたいと思います。

『紫の牛を売れ!』20年くらい前に出版された本の内容についての考察です。

平均的であることから脱却し、競争相手より抜きん出るところから始めようという趣旨で書かれています。

茶色の牛の群れをずっと眺めていれば、やがてはその光景にも慣れてきますが、その中に一頭の "紫の牛" がいたらどうでしょうか?

おそらくは暫く皆様の記憶の中に留まることでしょう。

紫色の牛

(image:プロマペディアHP)

私たちの世界には、買いたい物(サービス)がなく、既に必要なモノは手に入れてしまっている。その一方では、自分が抱えている問題を解決してくれる可能性のあるモノを探しているというのである。

医療サービスというのは、従前からあるサービスなので、何を差別化してよいのか答えを導き出すのは難しいでしょう。

医療機関(病院、クリニック)にあるサービスは、コモディティ化しており、茶色の牛となっています。

そんな中で"紫の牛は見つかるのだろうか?

これは全ての業界に共通しているテーマです。私たちがクリニックの先生方に提供しているサービスも同じです。

平均的であることからだ脱却し、紫の牛を探す旅に出かけようではありませんか。

【こうやって紫の牛を探し出せ!!】

①少数の顧客にアピールする10通りのやり方を考え出せ

②もっと小さい市場を考えよ

③製品は外部調達せよ

④上位顧客に直接語りかけよ

⑤他の業界のまねをせよ

⑥あと一歩進め

⑦あなたの業界で『まだやっていない』ことを探し出せ

⑧『なぜやらないのか?』を自問せよ

出典)「紫の牛」を売れ! セス・ゴードン著 ダイヤモンド社(2004年)