Vol.873 コミュニケーションのレベルを3段階で考える

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クリニック奮闘記

2025.04.01

クリニック奮闘記

Vol.873 コミュニケーションのレベルを3段階で考える

リモートワークが始まり出したころ、コミュニケーションの取り辛さが言及されました。

正直なところ、私自身も、画面越しでのコミュニケーションはとても難しいと感じていました。そこでコミュニ―ションについて考えてみたのですが、私が考えるところ、コミュニケーションには3段階のステップがあります。

第一段階

こちらの持っている情報を、『相手に伝える』という段階です。

例えば、生活習慣病管理料をクリニックのスタッフにレクチャーする場合、点数本の解釈を伝えていきます。書いてある内容をそのまま伝えるだけなので、準備させしておけば誰でもできるレベルです。

第二段階

こちらが『伝えた情報』が【正確に】【同じレベルの理解】ができていることが確認できるかという段階です。

情報を伝える → 相手に伝わる   ここで同じレベルで正確に理解していることが求められます。

ところが、コミュニケーションミスの大部分はこの段階で生じます。

受け手の理解や国語力が同じであるとは限りません。まず、しっかり伝わっていないと考えるべきです。

一旦は理解を示したものの、その後で必ず、どの程度の理解をしているのかをチェックする必要があります。相手の理解力を確認するには、相手に説明してもらうのが一番です。理解が曖昧だと上手く説明できません。

ここで根気よく説明をして理解してもらう必要があります。この作業をしないとどうなるのか?

『そんなことは聞いてないよ』『そんなことだとは思ってなかった』というようにコミュニケーションミスが露呈します。

プライベートの遣り取りなら、謝って済まされるかもしれませんが、仕事に関しては重大事につながることもあるので要注意です。

第三段階

情報が伝わったことにより、相手の行動が変わること。

仕事なので結果にコミットしなければなりません。結果を変えるためには行動が変わる必要があります。情報をしっかりと受け取って、自分が何をしなければならいないのかというレベルにまで昇華するのが理想です。

(まとめ)

コミュニケーションのほとんどは、上手くいっても第二段階どまりです。仕事の成果を出すためには第三段階のコミュニケーションが必要です。三段階のコミュニケーションを意識して、トラブルを未然に防いでいきましょう。