Vol.884 院長の思いとスタッフの思い

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クリニック奮闘記

2025.04.14

クリニック奮闘記

Vol.884 院長の思いとスタッフの思い

思っていても伝わらないことのなんと多いことでしょうか。

院長先生のお考えがスタッフに伝わっていないと感じることはないでしょうか?

・良かれと思ってやったにもかかわらず、感謝されることもない。(そもそも感謝されたいからやっておることではないとは思いますが)

・院長先生の思惑通りの行動につながっていかない

・診療理念に対する理解がない

項目を列挙すると枚挙にいとまがありません。

院長はひとりですが、スタッフは多種多様な人の集まりです。いろんな考え方の人がいらっしゃいます。

全てのスタッフに対して公平に対応するのは不可能です。全員にいい顔をしようと考えないでください。

気の合う人もいれば、苦手な人もいるでしょう。

でも苦手だからといって避けてはいられません。なぜなら院長先生は経営者だからです。

全てを飲み込んで経営をしていく必要があります。

そこで私情を挟まないようにするためにも、前回お話した『院内ルール』の存在に重要性が帯びてくるわけです。

考え方は違うと思ってください。立場が異なるからです。教科書的にはONE ON ONE ミーティングでクリニックの考え方を理解させるという答えがあるかもしれませんが、思った通りには上手くいきません。気の合う仲間同士なら、仲良しクラブ宜しく運営できますが、仕事が介在しているので簡単ではありません。

給料を支払う立場と給料をもらう立場は違うのです。立場が違う人を公正に取り扱えるようにするのがルールです。

前回の続きになってしまいますが、個々人の思いとか、感情、考え方に寄り添うことは必要ですが、上手くいかないときは規則で対応できるよな仕組が必要ではないでしょうか。