2025.06.02
クリニック奮闘記
Vol.917 職種ごとの役割分担を明確化!クリニック運営の効率と満足度を両立させる方法
● トラブルの原因は「役割の曖昧さ」
現場でよく起きるのが、「〇〇さんがやってくれると思ってた」「それは私の仕事じゃない」というすれ違い。これらの多くは、職種ごとの業務分掌が明確でないことに起因しています。
院長が「とりあえず何でもやる」スタイルだと、責任の所在が曖昧になり、属人化・モチベーション低下・スタッフ離職につながります。
● マニュアルとフロー図で属人化を防止する
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新人スタッフが1人で迷わず対応できるレベルの詳細マニュアルを用意
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**業務フロー図(チャート)**を作成し、各業務の開始・終了・次の担当を明記
属人化が進んでいると、休職・退職がクリニック全体に波及するため、平時から**「誰が抜けても回る仕組み」**が必要です。
● 成功事例:受付業務の混乱を「業務分掌」とマニュアルで解決
ある整形外科クリニックでは、受付スタッフが診療の呼び出し・問診・会計までを一人で担っており、常にバタバタしていました。業務フローを整理し、役割分担とマニュアルを整備。2人で「受付係」と「会計係」に分けたことで、患者待ち時間が40%削減されました。