ペニシリン系薬にアレルギーがある患者のピロリ菌除菌について

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ペニシリン系薬にアレルギーがある患者のピロリ菌除菌について

  • 公開日 2026.04.16
  • 更新日 2026.04.16

ヘリコバクター・ピロリ除菌療法の標準療法は、一次除菌はプロトンポンプ阻害薬(PPI)、アモキシシリン(AMPC)、クラリスロマイシン(CAM)、二次除菌はCAMをメトロ二ダゾール(MNZ)に変えた3剤併用である。

ぺニシリン系薬にアレルギーがある患者にはAMPCは使用できないため、以下のような代替薬組み合わせで除菌を検討する。

 

・P-CAB(またはPPI)+ クラリスロマイシン+ メトロニダゾール

アモキシシリンの代わりにメトロニダゾールを使用(ニトロイミダゾール系の抗菌薬)。ただし、日本ではメトロニダゾール耐性菌が増加しているため注意が必要。

 

・P-CAB(またはPPI)+ クラリスロマイシン+ レボフロキサシン

レボフロキサシンはキノロン系(フルオロキノロン系)抗菌薬。クラリスロマイシン耐性がなければ有効性が高く、欧米のガイドラインでも代替レジメンとして推奨されている。

 

・P-CAB(またはPPI)+ メトロニダゾール+ テトラサイクリン(±ビスマス製剤)

いわゆる「4剤療法」や「ビスマス含有療法」のバリエーション。クラリスロマイシン・アモキシシリン耐性が疑われる場合に検討される。

 

・P-CAB(またはPPI)+ シタフロキサシン+ メトロニダゾール

シタフロキサシンは日本で開発されたキノロン系抗菌薬で、ピロリ菌への高い効果が報告されている。三次・四次除菌など、難治症例での選択肢となる。

 

 

また、ペニシリン系薬にアレルギーがある患者へのピロリ菌除菌は原則保険適応外となる(内視鏡検査、迅速ウレアーゼ検査等は保険適応)。

陽性となった場合、プロトンポンプ阻害薬(PPI)、アモキシシリン(AMPC)、クラリスロマイシン(CAM)、CAMをメトロ二ダゾール(MNZ)に変えた3剤併用の除菌療法以外は保険適応が無いため、除菌からの基本診療料、処方箋料又は処方料、薬剤料、院外処方の場合は調剤薬局での投薬料等、除菌判定検査は全て保険適応外となる。

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