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レセプト実践講座OnLine(在宅医療コース⑭)勉強会資料
テーマ:褥瘡に関わる報酬
 褥瘡(床ずれ)の発生予防、管理、診療報酬算定ルールに関する内容が解説されており、在宅医療現場での対応と保険請求に必要な知識を網羅しています。
■ 主な内容
1. 褥瘡の発生状況と予防
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最も多い発生部位:仙骨部 
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危険因子: - 
第1位:基本的動作能力(寝たきり) 
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第2位:栄養状態低下 
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第3位:皮膚湿潤(失禁) 
 
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ガイドライン推奨:4時間以内の体位変換 - 
病院や施設では80%以上実施 
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訪問看護では25.5% 
 
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2. 褥瘡の分類
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NPUAP分類とDESIGN-R2020分類の対応関係を解説 
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d0〜D5までの段階的な分類と、深部損傷褥瘡(DTI)の扱いを明確化 
3. 創傷被覆材の算定ルール
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被覆材やシリコンガーゼの算定は以下に限定: - 
在宅療養指導管理料を算定+皮下組織に至る褥瘡あり 
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在宅難治性皮膚疾患処置指導管理料を算定 
 
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原則3週間以内、超過時は摘要欄に詳細理由記載が必要 
4. 在宅患者訪問褥瘡管理指導料(750点)
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要件: - 
多職種チーム(常勤医師+看護師+管理栄養士) 
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DESIGN-R2020のd2以上かつ5つの条件(末梢循環不全・強度の下痢など)いずれか 
 
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算定回数:初回から6か月以内に最大3回まで 
5. 算定の留意点
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「在医総管」算定中は「㊵処置」欄での被覆材算定不可 
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皮下組織に至らない褥瘡は「創傷処置」として包括され、材料費算定不可 
6. 算定例
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例①:真皮を越える褥瘡(100㎠未満) - 
重度褥瘡処置+訪問褥瘡管理指導料+被覆材 
 
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例②:仙骨部と踵部の複数褥瘡 - 
処置点数は面積に応じて変動 
 
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