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レセプト実践講座OnLine(在宅医療⑯)勉強会資料
1. 在宅がん医療総合診療料とは
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訪問診療・訪問看護を包括評価する仕組み(「丸め算定」)
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1週間単位で算定
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基本は「在宅療養支援診療所(在支診)」や「在宅療養支援病院(在支病)」が一括請求する
2. 算定の基本ルール
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算定要件(1週間)
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訪問診療+訪問看護が 合計4日以上
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訪問診療が 1回以上
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訪問看護が 1回以上
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訪問看護の回数は、連携ステーションの訪問もカウント可能
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一時的な入院があっても条件を満たせば算定可(ただし入院費用は別算定)
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同一日に複数回訪問しても「1日」として計算
3. 算定の具体例
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✅ 週4日訪問を実施 → 7日分算定可能
例)1493点 × 7日 = 10,451点 -
❌ 訪問看護が週0回 → 算定不可
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❌ 同一日に複数回訪問 → 算定日数は増えない
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✅ 入院を挟んでも、前半で要件を満たせば算定可能
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✅ 死亡時 → 死亡診断加算 or 看取り加算を追加算定
4. 別に算定できるもの(代表例)
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緊急往診加算
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夜間・休日・深夜往診加算
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在宅ターミナルケア加算
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看取り加算
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酸素療法加算
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小児加算
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在宅医療情報連携加算 など
5. メリット
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患者の「医療費が高額になるから訪問回数を減らしたい」という不安を解消
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訪問診療と訪問看護が同日に行われても包括算定により制約を回避可能
6. デメリット
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医療機関と訪問看護ステーションでの 点数配分が煩雑
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丸め方式のため、訪問回数が多いほど出来高算定より報酬が低くなる
7. まとめ(研修のポイント)
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在宅がん医療総合診療料は「包括評価」なので、訪問日数と内容を必ず確認
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訪問看護が1回以上あるかどうかが特に重要
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死亡時の算定(看取り or 死亡診断)は混同しやすいため注意
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実務では、医療機関と訪問看護ステーション間の 情報共有と点数配分ルールが必須