【クリニック奮闘記】Vol.224　一日に20人しか診察できません！

先日、ある訪問看護ステーションの管理者の方と話ししていたときのことです。このステーションはパートスタッフを含めた5人の看護師で運営しているのですが、安定的に黒字化するまでは、あと一息というところです。『手厚い看護』がステーションの売りと自負しているのですが、利用者がこれ以上増えると、一人一人にかける時間を短縮しなければならないため、サービスの質が低下するのではと悩んでいます。安定した利益を出すためには、業務のボリュームが必要ですが、反面、業務の質の問題が生じてきます。多くの経営者にとって、この二律背反する問題は解決していかなければ事業の永続性は叶いません。さて、同様の問題はクリニックにもある訳ですが、本稿では、開業を前にしたドクターが、突きつけられた事業計画を前にして頭を抱えている様子をご紹介したいと思います。

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